「教育移住」という言葉が気になり始めたとき、
多くの方が最初にやるのが、学校探しではないでしょうか。
私自身もそうでした。
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気づけば、たくさんの情報を見ているのに、
なぜか気持ちはスッキリしない。
むしろ、前よりも迷ってしまう。
今振り返ると、
それは判断の順番が少し違っていたのだと思います。
情報が増えるほど、決められなくなった理由
私たちは、主人の仕事の関係で
約3年間マレーシアに駐在していました。
その間に現地で出産し、
子育てをしながら生活する中で、
多様な価値観や、英語が生活の一部として使われている環境を自然に体感しました。
だからこそ、日本に帰国したあと、
「もう一度マレーシアで暮らすことに意味はあるのか」
「教育として本当に納得できるのか」
を、以前よりも真剣に考えるようになりました。
ただ、すぐに移住を決めたわけではありません。
学校情報を調べれば調べるほど、
「ここが良さそう」「でもこっちも捨てがたい」
と、選択肢ばかりが増えていきました。
情報は増えているのに、
自分たち家族としての判断は、むしろ遠のいていた気がします。
最初に整理してほしいのは「学校」ではありません
教育移住を考え始めたとき、
私が一番お伝えしたいのは、
いきなり学校や国を決めなくていいということです。
実際に私たちが立ち止まって考えたのは、次の3つでした。
① なぜ教育移住が気になっているのか
「英語を話せるようになってほしい」
「日本の教育が合わない気がする」
「もっと選択肢を広げてあげたい」
どれも間違いではありません。
ただ、
誰かの価値観ではなく、
自分たち家族の中から出てきた理由なのか
ここを言葉にすることが、とても大切でした。
ここが曖昧なままだと、
どんなに良さそうな学校を見ても、
「本当にこれでいいのかな」という迷いが消えません。
② 子どもの年齢より、家族の状態
よくいただく質問のひとつに、
「この年齢じゃ遅いですか?」
「今が一番いいタイミングですよね?」
というものがあります。
もちろん、年齢は一つの要素です。
でも、私たち自身が感じたのは、
それ以上に大切なのは、
・親の気持ちに余裕があるか
・家族で落ち着いて話せているか
・生活や働き方を現実的に描けているか
といった、家族全体の状態でした。
焦って動くよりも、
少し時間をかけて準備した方が、
結果的に納得感のある選択になることもあります。
③ 「今、決めなくてもいい」という前提
日本に帰国してから、
私たちは約2年間、準備と検討の時間を取りました。
「行きたい」気持ちはあっても、
・思い出補正で美化していないか
・教育として本当に意味があるのか
・仕事や収入は成り立つのか
そうした点を、一つずつ現実的に考えたかったからです。
教育移住は、
今すぐ決めなければいけないものではありません。
・今回は見送る
・数年後に考える
・準備期間として捉える
これらも、すべて立派な選択肢です。
「決めない」という選択を許したことで、
私自身、気持ちがとても楽になりました。
整理ができると、情報の見え方が変わる
この3つを整理したあと、
改めて学校や国の情報を見ると、
不思議と見え方が変わってきました。
以前は魅力的に見えていた情報が、
「今の我が家には合わないかも」と感じたり、
逆に、あまり注目していなかった選択肢が、
現実的に見えてきたり。
情報が減るわけではありません。
でも、自分たちの軸で判断できるようになるのです。
教育移住は、正解を探す作業ではありません
現在、私たちは実際にマレーシアで暮らしています。
移住してみて感じるのは、
マレーシアが完璧な国というわけではない、ということです。
不便なこともありますし、
日本の方が合っていると感じる部分もあります。
それでも、
「自分たちで考えて、納得して選んだ」
という感覚があるからこそ、
今の生活を前向きに受け止められています。
教育移住は、
誰かの正解をなぞることではありません。
最後に
教育移住を考え始めたとき、
迷うのはとても自然なことです。
もし今、
情報を集めすぎて苦しくなっているなら、
一度立ち止まって、整理から始めてみてください。
「まだ決めなくていい」
その前提に立つだけで、
見える景色はきっと変わります。
Smile Edu Malaysiaでは、
こうした「考え始めたばかりの段階」からの相談も大切にしています。
答えを出すためではなく、
考えるための時間として、
使ってもらえたら嬉しいです。